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2025年05月14日
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孫太郎虫

2010年10月06日
私の働いている職場は建物が古くて、色々な虫が出現します。
中でも一番恐怖なのが、黒くて細長くて細い足がすごいたくさんあって
ササーッと素早く動くやつです。
ヤツが出ると「ヒイッ」と悲鳴を上げてしまいます。

で、どうしてタイトルが「孫太郎虫」なのかというと
森見登美彦さんの「宵山万華鏡」を読んでいて、そのお話に
「孫太郎虫」という不思議な虫が出てくるのですが
その描写を読んで、私の頭の中には先に書いた例の虫が
浮かんできたのです。
孫太郎虫はヤツのような容姿に違いない、と思い
ちょこっと調べてみたら、孫太郎虫というのは実在する虫で、
見た目もヤツとは全然違っていました。

宵山万華鏡に描かれている京都の雰囲気がすごくいいです。
不思議で、懐かしくて、色鮮やかで、でもちょっと怖い感じ。
実際そういう歴史ある場所に住んでいるからこそ書けるんですよね。
人生のうちの短期間でいいから、一度そういう場所で暮らしてみたいです。

日本人が懐かしくなるような雰囲気の街を作って観光地にしたら
面白いんじゃないかなあと思います。
懐かしいといってもお城とか武家屋敷とかそういうのじゃなくて
駄菓子屋さんの中みたいな、ごちゃっとした下町と近未来が混ざっているような。
観光客は宿泊中その街のなかで暮らして色々な体験ができて
気に入って住み着いちゃう人もいたり。
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